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焼き魚やお蕎麦やうどんなど、和食には兎角欠かす事の出来ない真っ白な野菜の「大根」。
自然の胃薬といっても過言ではないほどに消化不良を改善してくれます。
寒い季節になるとおでんには必要不可欠な食材となります。
大根はとても根が深く太く成長するので、自宅での栽培はちょっと難しいのではないかと思われる方もいらっしゃるかと思います。
プランターで飼育できる大根の品種はどうせ小さい大根だけではないのか?
実は大根は、本来の大きさのものをプランターで栽培することが可能です!
近年の野菜価格高騰に頭を悩ませている方もいらっしゃると思います。そんな時は自分で楽しみながら栽培してしまいましょう。
御漬け物からお味噌汁、スープにおでんに兎角レパートリーが広く栄養豊富な大根のプランターでの栽培、収穫方法をご紹介いたします。
胃もたれや脂肪の消化を助ける大根の栄養素とは
春は浅漬けにするもよし、秋は焼きたてのサンマに欠かすことはできません。
夏と言えば蕎麦やうどんに、冬と言えば鍋やおでんの具材に大活躍の大根には嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
特に知られている成分は「ジアスターゼ」でしょう。
このジアスターゼはでんぷんの消化酵素です。
食物の消化を助けてくれると同時に、整腸作用もあるので毎日の仕事やお付き合いで胃がもたれて食欲不振な方には欠かせない野菜です。
上記の様に大根はサバやサンマなどの焼き魚と共に食べることが多いのですが、これは焦げに含まれる発ガン性物質をジアスターゼの解毒効果が解消してくれるからなのです。
焼き魚の味も引き立ちまさになくてはならない存在なのです。
大根には豊富なビタミンも含まれています。
皮にはビタミンCが、そして葉っぱにはビタミンAやビタミンB群とカルシウムなどが豊富に含まれています。
本体よりずっと栄養成分が高い他のパーツを捨てるなんてとても勿体ないです!
美容に良し・胃腸改善に良し!何処をとっても身体に嬉しい野菜なのです。
初心者には秋蒔きがおススメ!大根の種まきと収穫時期
大根の種まき時期は2回あります。
春に植え付ける場合は3月上旬~6月下旬です。
収穫時期は大体5月下旬から7月下旬までになります。
秋に植え付ける場合は8月中旬から10月の上旬になります。
秋に植えた場合、収穫時期は10月中旬~12月中旬になります。
おでんや鍋が美味しい時期に大根を味わうことができます。
秋に播種する野菜に多く言える事なのですが、春期からの種まきは害虫駆除などの対策が必要になるので初心者の方には秋まきがおススメです。
大根はその名の通り“大きい根”ですが、手間も多くは無いので大きさの割には栽培の難易度は高くありません。
移植を嫌うので深いプランターに直まき、大根の種まき・栽培方法
兎に角長く深く成長する野菜なので、深いプランターが必要不可欠です。
どのくらい必要なのかと不安になりますが、根の上部10cm前後は地上に出て成長していくので35cmの深さがあれば十分栽培が可能です。
用意したプランターに鉢底石を敷き詰めた後、培養土を入れます。
直径30cm程のプランターなら、4粒を播種3点まきします。
種が隠れる程度に土を被せたら種が流れてしまわない様に気を付けて水やりをしてください。
大体3日ほどで発芽します。発芽した芽を見ると、植物とはいえ生まれたてのあどけなく可愛い姿に収穫とはまた違った感動を覚えます。
大根は「間引き」がとても重要です!
追肥がさほど必要ないかわりに水やりと間引きの管理は欠かす事が出来ません。
生育に応じて3回に分けておこなってください。
1回目の間引きは双葉が開いたときにおこないます。
そこから葉が重ならない様に間引いていきましょう。
3回目の間引きでは育ちの良い株を残して1本立ちにさせます。
間引いているときの心境はとても辛いものがありますが
美味しく生育の良い大根をつくるには必要不可欠なことです。
収穫のタイミングを逃さない様に注意!大根の収穫方法
3回目の間引きで1株にした後、半月もすると白い大根の立派な姿が土からはみ出して見えるようになります。
葉もしっかりと成長し、立派な大根をもうすぐ堪能できます!
収穫の目安は大根の品種によって様々ですが、ポピュラーな青首大根であれば、根の直径が7~8cmに、根の上部が10cm~15cmになれば収穫のサインです。
折角の味をおとさないように、大根からのサインを逃さずに収穫時期を守りましょう。
首元を掴んでゆっくりと丁寧に抜き取ってください。
きっとその大きさに圧倒されてしまうかもしれません。
丁寧な間引きが大事!プランターでの大根の育て方まとめ
寒さに強く秋に播種した場合は害虫被害も少ないことから
初心者にも無理なく栽培することができる野菜・大根。
重要なのは兎に角間引きです。
折角発芽してからかなり大きく育った株を間引いてしまうのはかなり気が引けると思います。
「こんなに立派に成長したのに」と思ってもこれだけは心を鬼にして間引かなければなりません。
生育の良い大根が育たないまますべての株が駄目になってしまうので犠牲は必要なのです。
葉が大きくなるので通気性と排水性に優れた土壌で育てることも大切です。
肥料過多にしてしまったりすると大根に股が出来てしまうケースもあります。
愛情たっぷり管理を怠らず美味しい大根を栽培しましょう。
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