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川越祭りの山車行事、どんなお祭り?パート2

川越祭りは山車とお囃子などで2日間開催される川越市のお祭りです。

今回はメインである山車について詳しくご紹介するとともに、

「まつりびと」と呼ばれるお祭りの活躍者についてまとめてみます!

 

山車巡行には、どんな役割の人がいるの?

毎年お祭りを開催するには当たり前のことですが、開催する人々がいます。

着物や提灯、草履などの調整をする職人、山車の組み立てを行う鳶や大工の職人、

さらには町民が一丸となって細かな下準備で祭りの裏方を務めます。

当日も役割が分担されていて、風習の名残などが面白い形で残っています。

安全に取り行うために配備される細かな各役割をご紹介!

【宰領】

山車の運行経路を決める総指揮官。

【副宰領】

山車の前方で扇を使って宰領に情報を送る。

【先触れ役】

山車の先導のための情報収集役。他の町に入る時の“わたりつけ”の役も担う。

【鳶頭】

職工の作業を見守り、曳き手に拍子木を打って発進の合図をする。

【職工】

様々な作業で山車の曳航をコントロールして山車を動かす。

【電工・大工】

唯一山車の天辺に乗れる人々。山車が電線に触れたりする危険を回避。

【警護】

山車の前後左右で運行に危険がないよう、交通整理などを行う。

【手古舞】

副宰領の後ろで独特の衣装を身に付けた子供達。

【曳き手】

かなり重量のある山車を一生懸命曳く力仕事を担う。

 

 

お囃子勝負って何?

巡行中の山車同士が道で出会ったときには、互いのお囃子や踊りを競演します。

そのときに互いのお囃子に合わせて踊る「曳っかわせ」となるわけですが、

これをバトルのように捉えて“お囃子勝負”と呼ぶのだそうです。

一応“相手につられてしまったら負け”で道を譲るという決まりがありますが、

実際には敵ではないので、逆に力いっぱいのお囃子と踊りが見られ、

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互いのお囃子がノリノリで最高の盛り上がりとなります!

 

山車行事に参加するにはどうすればいいの?

山車行事に参加するのは主に各町内にある会の方々。

当日は基本的に参加者と見物客はゾーンが分かれているのですが、

「川越市立博物館」の主催で山車曳き体験を開催していた年もありました。

残念ながら今年はまだ開催される話は発表されていないのですが、

お祭り好きでどうしても山車を曳いてみたい!という方は

問い合わせてみるのもいいかもしれません(川越市立博物館049-222-5399)。

 

山車って、どのくらいの値段なの?

お祭りの道具の値段なんかはちょっと品の良くない話かもしれませんが、

やっぱり想像がつきにくくてちょっと気になりますよね?

もちろんサイズや装飾、構造などで値段の幅はかなり上下するのですが、

川越市所有の建造中の山車についてのお話で少しお値段のお話が出ていました。

お値段はなんと・・・約2億5000万円!!

その山車の場合は、彫刻や骨組みまでで約5000万円かかっていて、

コーディングや幕付けなど仕上げるのに約2億円とのこと。

地域のお祭りなどはたいてい寄付などで賄われていますから、

川越市の皆さんがこのお祭りを大切にしてきたというのが分かります。

地域愛でお祭りや文化は存続していくのだなぁとしみじみ感じますよね。

 

川越祭りはこんな人にオススメ!

関東三大祭りといわれるお祭りですし、昼も夜も開催され、

どっぷり一日中お祭り気分を味わうにはぴったりの祭りです。

お祭り好きは去ることながら、珍しい山車の装飾や、

参加者と見物客がともに盛り上がるような雰囲気が好きな方におすすめ!

 

地域の人に愛される川越氷川祭り、知れば知るほどひと目見たくなります。

川越という街中で育つ子供達にもまた根付き、

今後も精力的に続けて観光の目玉として楽しませてもらいたいですね!

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