この記事の目次
今年の夏は手作りの子供の浴衣を作ってみませんか?
ミシンがないという方も、作ったことがないという方でも大丈夫♪
浴衣作りの生地選びから作り方までご紹介していきますね!
子供に浴衣を作りたい!意外と簡単☆
子供用の浴衣を探してみても、デザインが好みじゃない、
良いものを買うと高い!など、希望に合わないこともありますよね。
浴衣は洋服と違って、じつはとっても簡単なのです(^v^)
和服は直線縫いがほとんどなので、初心者でも安心♪
簡単☆キッズ浴衣の作り方その1【生地選び】
まずは生地選びからはじめます。
最近では和柄・洋柄問わずに自由に選ぶ方が増えています(*^_^*)

浴衣に使うのは綿でできたリップル、シーチング、スケアがおすすめです。
スケア、シーチングは普通の綿記事で、シーチングの方が薄め。
リップルはでこぼこしたワッフル状の生地です。
リップルは肌に貼り付きにくいので、汗っかきの子供にぴったり。
簡単☆キッズ浴衣の作り方その2【下準備】
選んだ布は、そのままカットして縫いあげると、
洗濯したあとに歪みや縮みが生じることがありますので、下準備が必要。
大きなたらいやバケツを用意し、水を入れて布を丸ごと浸します。

浸けたまま1時間ほど置いたのち、ネットなどに入れて洗濯機で脱水。
日陰で風通りの良い場所に干して乾かします。
乾いた布は、アイロンを当てて皺のない状態に仕上げて下準備OKです。
簡単☆キッズ浴衣の作り方その2【裁断】
きれいに仕上げた布と、断ち図か型紙を用意します。
広めの平らな場所で布を広げ、断ち図を参考に線を引くか、
型紙を当てて布を裁断していきます。

型紙を当てる場合は、あまり布を持ち上げずにハサミを入れるのがコツです。
裁断を済ませたものがこちらです。

袖、見頃、かけ衿、地衿の計6枚で各パーツができました。
簡単☆キッズ浴衣の作り方その2【袖作り】
裁断した袖の布を半分に折ります。

断ち図や型紙に記載してある、袖口、袖付、袖丈、縫い代に印を付け、
袖付けがわの後ろ袖に糸で印を付けておきます。
袖口側を三つ折りにし、まち針で仮留めが終わったらいよいよ縫い始め。
5mm幅くらいで『くけ縫い』をします。

大きく縫い目が外に出ないようにする縫い方ですが、
縫い目が気にならない方はミシンで縫ってしまうと楽です(#^.^#)
袖口まで来たら、縫う方向を戻してくけ縫いします。

4cmほど返し縫いをしたら玉結びで留めます。
次は袖底です。
柄の入った表地を、折り返しせずそのまま1cmのところを縫います。
(袖口側は7cmほど縫わずに置いておきます)
縫い合わせた場所を割り、アイロンで開いた状態に片付けし、
生地をひっくり返して、袖口~袖底まで縫います。

袖底は最初に表にして塗った縫い目で手前に折って仮留めします。
丸みの縫い目から少し離れたところにざっくり縫い目をつけ、
丸みの型を当てて固定し、糸を引っ張ってきれいな丸みを付けます。

アイロンを当てて丸みの型付けをしたら糸を玉結びにして留めます。
ひっくり返したらこのようになります。

④~⑥の部分を最初と同じく三つ折り、くけ縫いしたら完成。
2枚仕上げたら両袖の出来上がりです!
=====
(続き)
前回は子供用浴衣のお袖の作り方までを解説しましたので、
今回はその続き、見頃の作り方から始めていきますね(●^o^●)
直線ばかりなのでダダーっと縫ってしまいましょう♪
知っておきたい浴衣の基本☆
見頃の作り方のまえに、少しだけ浴衣の基本知識をご紹介します。

呼び名と、つなぎ目位置などの仕組みを知っておくことで、
作りながら頭を整理できると思います(^v^)
今どこを縫ってるんだ?!と混乱しないよう、覚えておいて下さいね!
おくみ線の所は大人の場合別の布を縫い合わせますが、
今回は子供用なのでつまみおくみで仕上げます。
簡単☆キッズ浴衣の作り方その3【見頃】
見頃のパーツを外表(柄のある方を表に)し、端から7mm辺りを直線で縫います。
縫い目を割ってアイロンで押さえます。

表裏を逆にし、縫い目から1cm辺りの所をもう一度直線縫いします。
次は脇に移ります。
袖付けとみやつの場所に印を付け、みやつの印から裾までを直線で縫います。

両サイドの脇を縫い終わったら、おくみ部分に入ります。

おくみ線を引きいたあと線に沿って折り、おとし印から裾までを縫います。
これで見頃がすべて繋がりましたので、裾を手前にして広げます。

縫い代を、着た時に端が前方を向くように倒し、アイロンで押さえます。
※できればここでみやつの印の縫い終わりで虫留めをしておきます。
次に脇の縫い代の処理です。

袖を縫い付ける部分を2cm折り返し、さらに端を折り込み、
くけ縫いし、次はつま下、裾の処理に入ります。

つま下と裾を折って、型を付けて一旦広げます。

つま下側のみを折り、画像のように印をつけ、裾も同じように付けます。
二つの点を結ぶようにして線を引きます。
点と点を合わせて針を刺し、線状を縫いつけます。
=====
(続き)
角の部分をきれいに作るため、直角になった厚紙などを使います。
画像右のように折り、アイロンを当てて型を付けます。
角の部分を指でつまんでひっくり返すとこの状態になります↓。

三つ折りくけ縫いでつま下と裾を縫えば見頃の完成。
簡単☆キッズ浴衣の作り方その4【衿】
おくみの線上におとしの印を付け、つま下までの長さを測ります。

加えて、2cmくらいの膨らみでカーブを描くように点を付けておきます。
次にかけ衿と地衿を広げ、それぞれのサイズに合わせた位置に印を付けます。

かけ衿の印の所で折り目を付けて裏返し、印同士を合わせます。
折り目線より少し上を直線縫いして、かけ衿が表になるよう折り返します。
もう一枚も同じようにして縫い付けたら、肩明とおとしから3mmに印付けます。

両端を1cm折り、型を付けておきます。
次はきれいに仕立てるための力布を作ります。
浴衣に使用した生地の余りから、3cm×3cmの布を2枚カットします。
三角に折り、真ん中部分をつまみます。

つまんだまま少しクルっとねじり、アイロンを当てて型を付けます。
これが力布で、衿のきれいなラインを作ったり、
よれをなくす役割をしてくれます。
三つ衿芯を用意し、それぞれのサイズに合わせてカットしておきます。
ここから次回は衿を見頃に付けるところから、完成までを解説致します(^v^)
もうしばらくお付き合い下さいませ♪
====
(続き)
ようやく最後の工程までご紹介し、完成に辿り付けます!
初めての方は仕上がった時には感動するかもしれません~(#^v^#)
簡単☆キッズ浴衣の作り方その5【衿付け】
ここからは見頃に衿を付けていきます。
見頃の背の中心と衿の中心を合わせて、まち針で固定します。

次に肩明で固定します。

このとき、そのまま力布も一緒に刺しておき、
おとし~おとしまでを仮縫いしておきます(ヨレがおこらないよう注意しながら)。
その後本縫いし、次は衿に三つ折り芯を縫い付けます(首の後ろにくる部分)。

これはしっかり固定しなくても大丈夫なので、ざっくりと縫い付けます。
一旦広げて、余分な部分を切り落とします。

斜めに縫い付けたおくみの部分に合わせてカット。
力布も不要な部分を切り落とします。
次に衿先の仕上げをします。

縫い代を5cmほど取り、折り目を付けます。
衿と見頃の縫い終わりの場所(赤矢印の場所)に裏から針を刺します。

そのままもう一方の角を表から少しすくい針を通し、玉結びします。
その後衿端となる部分を縫い、玉結びします。(左画像の点線辺り)。
その縫い目でぱたっと折り返します。

表裏をひっくり返すと画像右のようなきれいな衿先ができます。

画像のように、見頃とのつなぎ目となる部分を内側に折り込んでおきます。
全ての衿を半分に折り、くけ縫いで縫い付けていきます。

簡単☆キッズ浴衣の作り方その6【袖付け】
完成までもう少しです!次は袖を見頃に縫い付けていきます。

袖の前後を確認して、肩の山と袖の山を合わせてまち針で固定し、
本縫いをしていきます。
縫い終わったら、縫い代を半分に折り、もう一度折り込みくけ縫いします。

※袖付にも虫留めをすると強度がアップします。
簡単☆キッズ浴衣の作り方その7【紐付け】
最後の工程に来ました(^v^)ラストは紐付けです。
約75cmくらいの長さで、幅は約3~4cmくらいの紐を2本用意します。
市販されている大人用の紐の半分くらいでもちょうどいい長さです。
端を衿に付けますが、目安の位置はみやつくちの下側です。

紐の下側とみやつくちの下側が合う位置にまち針で固定します。
くけ縫いか、まつり縫いで縫い付ければ完成です。

長かった工程で出来上がったのはこちらの子供浴衣です(*^0^*)

チャレンジしたいと思っている方のお役に立てましたでしょうか?
売り物とは違い、ひと針ひと針手作りすると、
仕立て上がった時にはなかなかの感動が味わえると思います(笑)♪
画像と文章で見ていると大変そうにかんじるかもしれませんが、
じつは実際に作ってみる方が意外と簡単です。
時間のある方は是非挑戦してみて下さいね!
子供はすぐに成長するので、2年翌年は着られないこともありますが、
下の子がいれば翌年も使えますし、いない場合は、
そのまま夏場の寝巻にしたり、生地を再利用して、
何か別の物に仕立て直すのもいいかもしれません(#^.^#)
リップルなどは夏用の枕カバーなどにもおすすめですよ♪
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